Y社の原価計算ソフト13 技術管理者と初対面で

いよいよ待ちかねたY社の技術部長との初の対面となりました。
原価計算ソフトの構築もここまでくると、生産部門の核となる方との充分な意見交換が何よりも必要となります。
私はまず、今回のY社の原価計算ソフトに対する私の意図するこから率直にお話をしました。

「私が今迄見せていただいたデータ類には何一つ無駄なものはないと思いました。
 それぞれに必要なものをそれなりの形で作っておられる。非常に良心的だと感じました。
 ただそれが全体としてまとまったものになっていないこと。無駄なことがかなり多いこと。
 結果がでていないこと。そのようなことがみうけられます。
 私が今回お手伝いしたのは、一つにはそのような無駄な仕事を削ること。全体をまとめるお
 手伝いをすること。つまり体質の改善をするお手伝いをすることにあります。
 その上で私独自の目標として、二つあります。一つは皆さんの仕事を皆さんがみえること
 つまり可視化したソフトを作ること。二つは必ず利益につなげられる原価計算ソフトを作り上
 げることです。」

そしてまず全体メニューの中の損益分岐点シミュレーションの実行をみてもらいました。
前回社長とともに考えあったものです。それをあえて現場の責任者にみてもらいました。
過去の実績を基礎とした、将来へむけての志向を持つこの原価計算ソフトの基礎こそは、この損益分岐点シミュレーションにあることを説明しました。
はじめてのシミュレーションはKさんにとってとても興味のあるものだったと見受けられました。
会社としての希望キャッシュフローをしっかりと把握して、その実現のためのあらゆる面からのシミュレーションをやってみてもらいました。

次に損益分岐点シミュレーションの結果を踏まえたデータから、現場での実行予算の検討に移りました。今迄、社長と相談しながら、私が構築した現場処理MENUの一つ一つを、検討してもらいました。Kさんは現在まで自分の行っていた方法と照らし合わせながら、じっくりと実行予算についての検討をしていました。

細部の小さいプログラム修正必要事項などはありましたが、大枠で納得されたようでした。
あとは、いよいよ試運転に入ってからのことになります。

技術部長Mさんは穏やかな人柄で、私の話も実に謙虚に聞かれ、要所要所ではメモをとったり、静かに一人問答で納得されたり、積極的な質問も沢山ありました。
当然のことながら、全体のことはよくわかっておられる上に、新しいシステムに対する拒否反応も見せられずに、私は非常に嬉しい感じをもちました。

一番大切なことを、社長と私は、Kさんに託したのです。
それは、受注した仕事を、現場シミュレーションの結果の労務費の枠内で、実際にどう配置するか、人員配置の実際を画面で誰でも一覧できるように、つまり人の働きの予想図を可視化したいという問題です。
私は自分独自のカレンダーなるものを作って、私の構想のおおあらましを構築しておきました。それをKさんにみせて、なんとかこの部分を素晴らしいものに実現してほしいと頼みました。Kさんは、私のおおあらましをみたとたんに発想したものがあるらしく、次回までに、こんな形で作っていただきたいというものを作ってきます。と言われたのです。

私は「社長、なんといい片腕ではありませんか、うれしいでしょう」と言いましたら、社長は
「何だか左肩の荷がおりたような気がしますよ」なんていっていらしたけど本音のようでした。

今日はいつもより一時間も延長してしまいましたが、疲れに倍した喜びを感じた日になりました。次回はいよいよ完成一歩手前になりそうです。

社長も言われるのですが、Y社はきっとしっかりした組織に育ちあがっていくことは間違いないと信じられるのです。

                                        (つづく) 2007/06/06


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